どこから来てどこへ⾏くのか
⽯川祐太郎 / 上野聖⼈ / Shota Mitsuoka
- 2024年11月23日 - 2024年12月22日
- 会場:Marco Gallery 1F
![](https://marcoart.gallery/wp-content/uploads/2024/11/from-where-to-where_main.jpg)
最近洋服捨てましたか?
Fashion―消費という関係性は、よく⾔われることではないかと思います。
ある番組での「今⽇流⾏ったものも明⽇には消える」という名ゼリフや、Old is New という⾔葉に⾒られるように、過ぎ去っては戻ってきて、また過ぎ去っていきます。そして、そのサイクルが加速しているのは、きっと多くの⼈が体感しているのではないでしょうか。
本展では、濁流のようなこのサイクルの中で洋服と⼈間との間にあるストーリーに⽬を向けてみたいと考えています。
はたして、⽇常の中で最も⾝近なものである洋服には、私やあなたならではの、洋服との時間が刻まれ、そこではストーリーが紡がれているのだろうか。
もしもそうだとすればどのようにしてそれは紡がれ、どんな未来を辿っていくのか。ひとたび、私との間にストーリーをまとった洋服は、量産されたものから唯⼀のものへと姿を変える。
量産物ばかり溢れるこの時代において代えの効かないものとは、何か。そして、それはどうして代えが効かないのか。
洋服とそれにまつわる⼈間とのストーリーという⾓度から、代替可能なものに溢れる時代を⽬の前にして私たちはどうしていこうか。
そのようなことを我々⾃⾝が検討しつつ、鑑賞者に対して投げかけ、思いもよらない思考のアクセルがかかることを期待しています。